ニュース
中野サンプラザ再整備。2ha超の敷地に大ホールやホテル
2021年5月12日 17:03
野村不動産を代表とするグループは、中野サンプラザを再整備する大規模複合開発について、5月6日に中野区と基本協定書を締結した。2022年度末の都市計画決定、2028年度内の竣工を目指す。
基本協定書を締結した事業は「中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業」で、ホール・オフィス・住宅・商業・ホテルなどにより構成される複合再開発。中野駅北口エリアの2haを超える敷地において、中野サンプラザの再整備を含む事業として進められる。事業を執り行なうグループの代表事業者は野村不動産、共同事業者は東急不動産、住友商事、ヒューリックおよび東日本旅客鉄道。
事業のポイントとして、「中野のシンボルとなる新たな文化・芸術などの発信拠点」、「回遊性を高める歩行者ネットワークと広場」、「地域とともに成長するエリアマネジメント」、「中野サンプラザのランドマーク性・形態を継承するデザイン」の4つが挙げられている。
発信拠点として、最大7,000人収容の大ホールとライフスタイルホテル、エリアマネジメント施設などを整備。エリアマネジメントの活動拠点の中心となる施設は、現中野サンプラザの機能を継承しつつ新たな交流機能を加える。
回遊性については、中野駅西側南北通路・橋上駅舎(駅ビル)の整備や新区役所整備などの関連事業および周辺環境を踏まえ、広場や歩行者空間を整備する。
エリアマネジメントについては、事業者が立ち上げるエリアマネジメント協議会が事務局となり、誰もが参加できる公開企画会議とオンラインコミュニティを同時に運営。中野独自の文化と地元の声を活かした、地域の活性化に向けた活動の展開・促進を図る。
デザインについては、基壇部は周辺の街並みに合わせたスケールに分節し調和を図り、高層部は現中野サンプラザの三角形を活かしたトップデザインとする。
所在地は中野区中野4丁目2-47他。施行予定区域面積は約23,456m2。
