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「日本後払い決済サービス協会」設立。あと払いのトラブル解消へ

ネットプロテクションズやGMOペイメントサービスなど、後払い決済サービスを提供する7社は11日、「日本後払い決済サービス協会」(JAPAN BNPL ASSOCIATION)を設立を発表した。後払い決済サービスの取引を公正にし、後払い決済関係事業者の業務の適正な運営の確保や利用者のための活動などを行なう。

参加社は、ネットプロテクションズ(NP後払い、atone)、GMOペイメントサービス(GMO後払い)、キャッチボール、AGミライバライ、ジャックス・ペイメント・ソリューションズ、SCORE、ヤマトクレジットファイナンス。

後払い決済は、主にECサイトなどで使われる決済手段の一つ。利用者は購入品を受け取った後に、後払い事業者が送付する請求書で代金を支払えるため、クレジットカードを持たない若年層などに利用されている。また、海外でも「BNPL(Buy Now, Pay Later)」として利用が拡大している。

BNPLの市場が拡大する一方で、後払い決済サービスによる取引でのトラブルの相談が消費生活センターに寄せられるなど問題も発生している。こうした問題を避け、健全な業界の成長促進のため、7社が協力。健全な成長を促進すべく協会を設立する。

具体的な取り組みは以下の通り。

  • 後払い決済サービスに係る取引の適正化、その他利用者の利益の保護を図るために必要な対応の実施
  • 後払い決済サービスにおける行政や消費者団体等との情報交換
  • 後払い決済サービスに関する会員間の情報交換及び調査研究