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パナソニック、厚さ7cmの大きな郵便物も受取れるポスト「Pakemo」

パナソニックは、厚さ7cmの大型郵便物を投函できる、投函口7.4cmの小包ポスト「Pakemo(パケモ)」を、6月1日より発売する。価格は79,310円。大型郵便物を受け取れるポストは大手メーカーとしては初。

同社の調査によると、フリマアプリを利用する人の約7割が「厚さ7cm以下」での利用だが、一般的に普及しているポストの投函口は3cm程度という。このため、3cm以上の郵便物は、手渡しか宅配ボックスによる配達しかなく、不在時には配達できないケースが多い。

Pakemoは、フリマアプリなどで利用が多い「ゆうパケットプラス(厚み7cm)」や「ゆうパケットポスト(厚み3cm)」などの大型郵便物を投函できる小包ポスト。投函口の大きさは7.4×33cmで、上部にある投函口かから投函し、利用者は前にある取り出し口から荷物を取り出す。内部には同時に2つまで大型郵便物を受け取れる容量をもつ。

取り出し口は盗難に配慮し、入れやすく抜き取りにくいフラップ構造を採用。分割されたフラップが独立して稼働し、手を入れても荷物を引き出しにくい。取り出し口の施錠は、数字を回して施錠・解錠できるダイヤル錠式。また、底部には厚さ5mmのクッション材を備え、上部からの投函による衝撃を軽減する。最大4kgまでの重量に対応する。

カラーは、鋳鉄ブラック、ステンシルバー、漆喰ホワイト、エイジングブラウンの4色。いずれもパナソニックの建材に由来した色で、同宅配ボックスとも同じカラー展開。

本体サイズは390×192×450mm(幅×奥行き×高さ/以下同)。内部は300×150×340mm。

パケモ専用エントランスポール「Archi Frame」タイプも発売する。色はクールシルバー、ブラック、ブラウンの3色で、価格はLEDユニット無しが68,970円。LEDユニットありが80,740円。

同社では、比較的大型の荷物でも、ゆうパケットプラスなどにより比較的安価に荷物を送れることから、大型郵便の需要は今後も増加すると予想。新築戸建市場や戸建てリフォーム市場をターゲットとし、既築住宅の交換も視野に入れ、ハウスメーカーや工務店などを中心に営業を展開する。