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世界と売買できるマケプレ「StockX」、日本ブランド・FR2とコラボ
2021年5月11日 18:01
StockX Japanは、ブランド「#FR2」とコラボレーションした展開を開始した。ブランドが直接商品を販売する「DropX」にて、StockXが日本のブランドとコラボレーションするのは初めて。またDropXにてStockXのロゴなど配したブランドコラボアイテムが販売されるのも初めて。価格はスウェットパンツが14,300円、Tシャツが7,700円。発売日は5月12日で、5月15日・16日には東京・原宿の#FR2のポップアップストアでも販売される。
StockXは、株式市場を参考に需給で価格が決まる仕組みを導入した、グローバルで展開されているマーケットプレイス。対象は限定スニーカーやストリートウェアなどで、直近の売買価格やその推移も確認でき、透明性の高い“適切な市場価格"で取引できるとうたう。新品未使用の限定スニーカー・ストリートウェアなどが中心だが、PS5やグラフィックボード(GPU)などの電子機器、ハンドバッグ、腕時計も取り扱う。StockXを使えば、アメリカ限定、パリの直営店限定といった限定アイテムをほかの地域から購入できることになり、自分の地域の限定品を世界に売ることも可能。
売買は必ずStockXが仲介し、真贋の鑑定を行なってから配送されるのも特徴になっている。鑑定センターは独自のデータベースとテクノロジーで構築され、世界10カ所で300人の鑑定士が24時間体制で対応、真贋判定の精度は99.95%としている。
DropXは、消費者同士が売買するStockXとは異なり、ブランドが自らStockX上で商品を販売するサービス。このほかにも「IPO」として、ブランドが新商品への入札を募るサービスも展開されている。
今回発表された日本ブランドとのコラボレーションは、日本での事業展開を加速させる意味合いもある。StockX Japan シニアディレクターのDuy Doan(デュイ・ドーン)氏は、StockXは米国で起業され、200以上の国・地域で展開されるグローバルなサービスであり、時価総額36億ドル(3920億円)以上と高い評価を集めているサービスであることを紹介。またユーザー層は7割以上が35歳以下と若いことも特徴になっている。
StockXは世界で事業拡大を図っており、日本市場での事業拡大も計画。現在は世界で10カ所にある真贋鑑定センターを、日本に作ることも計画されているという。また、スニーカーやハンドバッグといった取り扱うカテゴリーを今後拡大させる方針も明らかにしている。