DeNA本社移転。ヒカリエ→WeWork渋谷スクランブルスクエア

ディー・エヌ・エー(DeNA)は、2021年8月に本社を移転する。これまでは、渋谷ヒカリエに本社を構え、初台や新潟などにもオフィスを展開していたが、本社をWeWork渋谷スクランブルスクエアに移転するとともに、新たに神奈川県 横浜にも拠点を構える。

渋谷スクランブルスクエアの新本社は、WeWork渋谷スクランブルスクエアの40階(1フロア)と37・39・41階の一部。横浜の新拠点は、関内新井ビルディングの5・6階(神奈川県横浜市中区尾上町1丁目8番地)。いずれも移転時期は8月を予定している。

DeNAでは、コロナ禍によるリモートワーク化の加速により、出社率は6%以下(3月の本社の平均出社率)となり、高いパフォーマンスを保ったまま事業を運営できているという。そのため、アフターコロナにおいても、リモートワークは継続し、オフィスの効率化と社員の多様性のある働き方を推進するため、本社移転と新拠点の設置を決めた。

渋谷に本社を置く理由は、DeNAが創業まもなくから本社を構えてきたことと、IT企業として重要な地であるため。目的に応じて『集まる場』としてのオフィスの場所は重要性が高いととし、アクセス性の良い渋谷に引続き本社を設置する。

WeWork渋谷スクランブルスクエアを本社に選んだ理由は、オフィスの縮小・拡張などに柔軟に対応でき、WeWorkの国内外拠点を活用した多様な働き方も可能になるため。また、1フロアの区画を全て利用し、入退室の制限などによるセキュリティの担保も可能とする。

横浜の拠点は、「スポーツやスマートシティを中心にさまざまな事業で神奈川に根ざして事業展開するため」としている。