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アディダス、キノコで作ったスタンスミス
2021年4月16日 13:27
アディダス ジャパンは、キノコ由来の素材を使った初のフットウェア「STAN SMITH Mylo」(スタンスミス マイロ)を発表した。現時点ではコンセプト製品だが、2022年の春夏コレクションとして発売される予定。
キノコの根にあたる菌糸体から作られる代替レザー素材「Mylo」(マイロ)をアッパーなどに使用したスニーカー。ミッドソールは天然素材のラバー。
「Mylo」は、レザー素材のような見た目と質感を実現した上で、再生可能な素材であることが特徴。再生時には2週間弱で“成長”するという高効率な素材となっている。また、最先端の農業技術を活用するプロセスにより、1平方フィート(0.09m2)単位で増産できる空間効率の高いシステムでこの菌糸体を育てることができるという。
アディダスは、本当の意味での「Made with Nature (自然とのコラボレーション)」を実現したフットウェアであり、再生のループが可能な、天然素材から生まれたプロダクトとしている。また素材の「Mylo」は汎用性が高く、さまざまな着色や仕上げ加工が可能としている。
「Mylo」はバイオテクノロジー企業のBolt Threads (ボルト スレッド)が開発。Myloコンソーシアムに加盟するアディダスなど数社が独占的に利用できる。