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内神田 日本橋川沿いに26階建ビル。船着場や橋も新設

三菱地所は、千代田区内神田の日本橋川沿いのエリアにおいて、26階建てビルの新築工事を始動。ビル建設とあわせて、船着場や人道橋の整備を進める。ビルは2025年竣工の計画。

「(仮称)内神田一丁目計画」として進められている事業。4月15日より既存建物の解体工事に着手し、2022年5月の新築工事着手を予定する。

神田・大手町エリアの回遊性向上を目指し、約1,000m2の広場を整備。あわせて、内神田エリアの無電柱化や、人道橋を日本橋川に架橋することで、大手町・丸の内・有楽町エリア(大丸有エリア)を南北に貫く「仲通り」機能を神田エリアに延伸させる。人道橋は、大手町川端緑道から同事業の敷地へと架橋する。

人道橋 イメージ

また、敷地の脇を流れる日本橋川上においては、かつて「鎌倉河岸(かまくらがし)」が存在し、江戸城築城の起点(荷上場)となって栄えてきた歴史があることから、荷上場の機能を復元すべく日本橋川に防災船着場を新設。災害時における防災力の強化を図るほか、平時には建物内の観光案内所と連携して舟運サービスを展開。東京都が推進する舟運活性化への貢献を目指す。

防災船着場 イメージ

低層階にはビジネスサポート機能を有するオフィススペース、イベントやセミナーを実施する交流サロンを設け、アグリ・フード分野のビジネス・産業支援施設を整備。「食」や「農」に関する分野の企業活動支援及び企業交流促進、同分野における先進的企業等の集積、企業間連携によるイノベーションの加速を推進し、東京の国際競争力強化をサポートする。

そのほか、敷地の北側に位置する区道558号線の無電柱化・美装化、区道549号線の美装化による神田エリアの歩行者ネットワーク強化、地域活性化を図る歩行者空間整備や各種イベントなどの拡大に取り組む。

所在地は東京都千代田区内神田一丁目8-1外(地番)。主要用途は事務所、店舗、ビジネス支援施設、駐車場等。敷地面積は約5,100m2、延床面積は約84,500m2。階数は地下3階、地上26階、高さ約130m。