ニュース
東急、定期券にシェアサイクルやシェア傘がついてくる「TuyTuy」
2021年4月14日 18:37
東急は、定期券保有の付加価値創造を目的としたサブスクリプションサービス「TuyTuy(ツイツイ)」の第1期実証実験を実施する。5月12日から7月31日までの3カ月間、東急線区間を含むPASMO定期券利用者を対象に、定額で傘やバッテリレンタル、シェアサイクルなどが可能になる。
5月にスタートする第1期では、東京電力エナジーパートナー(充レン)、Luup、Nature Innovation Group(アイカサ)、パンフォーユー(パンスク)、日比谷花壇(ハナノヒ)がサービスに参加。PASMO定期券利用者は、5月、6月は無料、7月は月額500円で各サービスを利用できる。
サービスの利用には、LINEの「TuyTuy」公式アカウントから会員登録し、決済。毎月各種サービスのクーポンコードが配布され、利用者は各サービスへの登録(各アプリのダウンロードなど)を行ない、クーポンコードを利用することで、特典(一定回数無料・割引など)を受けられる。
モバイルバッテリーレンタルの「充レン」は、期間中何度でも使い放題(LINEで利用する場合)。レンタル1回につき翌日の24時まで利用できる。
シェアサイクルの「Luup」は、月に5回、1回30分まで利用できる。
傘シェアの「アイカサ」は、回数制限や時間制限なく、同時に2本間で使い放題となる。また、田園都市線・東横線全47駅にアイカサを順次設置予定。
パンの定期便サービス「パンスク」は、初回利用に限り1,000円引き。花の定額制サービス「ハナノヒ」は、初回登録に限り6回まで1回1本、対象の切り花を店舗で受け取れる。
また、東急線全線1日乗車券の「TuyTuyワンデーパス」も不定期で配信する。
TuyTuyでは、モバイルバッテリーや、傘、モビリティを「所有」ではなく「シェア」することで、 環境に優しい取り組みを推進。「サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現」への貢献を目指すという。
TuyTuyの名称は、「お客さまが『わざわざ』ではなく『ついつい』各種サービスを利用したくなる魅力的かつ利便性の高いサービスにし、お客さまの時間価値の向上に貢献したいという思いを込めた」としている。
対象は、申し込み時点で、東急線区間を含むPASMO定期券を所持している人。モバイルPASMO、Apple PayのPASMO、一体型PASMOも利用対象。磁気定期券や記名PASMO(定期券なし)、無記名PASMOなどは対象外。