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エイベックス、ブロックチェーン活用の著作権流通システム

エイベックス・テクノロジーズは、ブロックチェーン技術を活用した次世代型著作権流通システム「AssetBank」(アセットバンク)のプレ運用を開始した。

知的財産の保有者(IPホルダー)は、制作した楽曲やイラスト、テキスト、3DモデルなどをAssetBankに登録でき、権利の所在を明確にした上で、ライセンスビジネスを展開できるようになる。将来的には、AssetBankに登録された正規のデジタルコンテンツを活用した商品の販売が、どの事業者でも安心して行なえるようになるという。

例えばIPホルダーがAssetBankに登録したデジタルフィギュアを、ECショップを運営する企業が販売したり、スマートフォンアプリの開発会社がそのデジタルフィギュアを使ったゲームを販売するといったことが可能になるとしている。

エイベックス・テクノロジーズは、ブロックチェーン技術を活用してデジタルコンテンツに証明書を付与する「A trust」(エー トラスト)を開発。これを流通させる、デジタルコンテンツの著作権などの情報を一元管理できる次世代型著作権流通システムとしてAssetBankが設計された。AssetBankは、国内11社のコンテンツ企業連合で運営するブロックチェーン団体「Japan Contents Blockchain Initiative」(JCBI)のブロックチェーン上で展開される。