ソニー、ヘルスケアサービス立ち上げを支援する「X.SINCE」

ソニーネットワークコミュニケーションズは、食事・運動・美容・睡眠などヘルスケア領域における、効率的なサービス開発や立ち上げを支援するヘルスケアサービスプラットフォーム「X.SINCE(エクスシンス)」の提供を開始した。

ヘルスケア領域で新規サービスを開始する企業を対象とし、プラットフォーム上の機能やデザインを、サービス開発のコンセプトに合わせてカスタマイズすることで、オリジナルのサービスやアプリを立ち上げることができる。

自社が保有するコンテンツとの連携や、AI技術を活かした食事画像解析などの機能を組み込むことができ、付加価値のあるサービスを立ち上げることができるという。

プロフィール設定や、食事や生活の各種記録、プッシュ通知など、ヘルスケアサービスの基本となる機能を搭載。これらをカスタマイズすることで目的に沿った新規サービスを実現できる。

食事・運動・美容・睡眠などのヘルスケア領域において、食事に関する機能の提供からスタート。撮影した食事画像の解析や、メニュー名の検索と登録、摂取エネルギーと栄養素の計算、結果に基づいた食事改善アドバイスなどの機能を利用できる。運動・美容・睡眠などの機能については、順次拡大予定。

デザインも、サービスのコンセプトにあわせたテンプレートの選択やカスタマイズが可能。

X.SINCEが提供する機能のほか、それぞれの企業が保有するコンテンツとの連携もできる。例えば、記録された食事内容に基づいて自社の商品やレシピを提案したり、独自のコラムを表示するなど、独自性のあるサービスを提供可能。属性情報等によってコンテンツを出し分けるなど、コンテンツ配信ロジックのカスタマイズにも対応する。

ソニーが研究開発を進めてきた、独自の解析技術を活用し、ヘルスケア領域に特化したAI機能をサービスに組み込める。例えば、1枚の食事の画像から複数の料理メニューを識別し、栄養素を解析する「食事画像解析」機能などを利用できる。肌解析や運動フォーム解析の機能も開発を進めており、順次展開予定。