まん延防止措置、大阪・兵庫・宮城で4月5日から。飲食は20時まで

4月5日から5月5日まで新型コロナウイルスの感染拡大対策として、宮城県、大阪府、兵庫県で「まん延防止等重点措置(まん防)」が実施される。これにより、飲食店における20時までの営業時間短縮要請、府県全体でのイベントの人数制限が行なわれるほか、不要不急の外出・移動の自粛などが求められる。

「緊急事態宣言」と内容は似ているが、発出の目安となる感染状況は、緊急事態宣言が最も深刻な「ステージ4」に対し、まん防は「ステージ3」となる。

また、宣言は都道府県単位で出されるが、まん防は対象となる都道府県の知事が、地区町村など特定地域に限定して出す。大阪では大阪市、兵庫は神戸市と周辺三市、宮城は仙台市が対象となる見込み。

今回、自治体が指定する区域では、飲食店の営業時間を20時までに時間短縮(酒類の提供は19時まで)し、実効性を高めるために、守らない事業者には罰則を適用する。一方、飲食店に対する協力金は、事業規模に応じた仕組みにする。罰則は20万円の過料。

事業者には、テレワークの徹底やアクリル板の設置を含めたガイドラインの遵守の徹底を求める。また感染拡大地域におけるモニタリング検査の拡充、高齢者施設等の従業者等に対する検査の頻回実施なども行なわれる。

なお、昼カラオケ等でクラスターが多発していることから、昼営業のスナック、カラオケ喫茶などの飲食店舗において、カラオケの利用は自粛を求める。市民には不要不急の外出・移動の自粛を呼びかける。