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バス停のサイネージで“1本見送れば快適”が分かる。ドコモと東急バス

NTTドコモと東急バスは、バス停留所のデジタルサイネージに「次のバスを見送ると、快適に乗車できます」などのメッセージを配信する実証実験を、3月24日から4月27日まで実施する。

バス車内の混雑平準化に向け、人々の行動変容を促す実証実験の第1弾。3月3日から東急バスで実施している「バス車内のリアルタイム混雑状況の配信」を利用し、バス停留所のデジタルサイネージに「ナッジ」を活用したメッセージを配信する。

ナッジとは、人々にちょっとしたきっかけを与えて、行動を変えてもらうことを促す行動経済学の理論。メッセージ配信により、混雑したバスの乗車を見送るなど、利用者の行動を変えるきっかけとしての効果を検証する。具体的には、趣向を変えた複数のメッセージを配信し、メッセージパターンに応じた行動変容の度合いを、車両別の乗車数データ分析により評価する。

設置停留所は、山手通り沿い中目黒駅~大崎広小路の3カ所、および目黒通り沿い元競馬場前~都立大学駅北口の5カ所。

混雑したバスを避け、空いているバスに乗車することで、快適な環境での乗車を可能とすることや、混雑の平準化により遅延が解消されるといった課題の解決を見込む。

第2弾として、利用者のスマートフォンへ、行動変容を促すメッセージを配信する実証実験を予定している。