ニュース

スマホで使えるドラレコアプリ「AiRCAM」。危険運転時にアラート

ナビタイムジャパンは、Android OS向けに、AIとARを搭載したドライブレコーダーアプリ「AiRCAM」の提供を、3月19日に開始する。5月31日まで無料で、6月1日以降は一部機能を有料とする予定。

AiRCAMは、交通事故や交通違反の削減を目的として開発されたドライブレコーダーアプリ。走行中は、映像や走行データの記録とともに、AIによるリアルタイムの画像解析を行ない、あおり運転や通行帯違反等、危険や交通違反につながる運転に対して、走行中に警告表示・警告音で注意喚起をし、安全運転を支援する。

また、一時停止やオービス設置場所では、ARを活用した直観的な注意喚起で交通違反や速度超過を抑制する。AR機能は、ARCore対応端末のみ利用可能。

そのほか、ドライブレコーダー画像から運転を分析し、一時停止、歩行者優先、安全な速度、安全な車間距離など、安全運転をするとポイントを付与。ポイントを貯めると景品抽選への応募ができる。

AiRCAMでは、ナビタイムジャパンの独自AIモデルにより、録画中のドライブレコーダー映像をリアルタイムに解析。前方車両、周辺車両、歩行者、横断歩道などを検知し、それらを地図データやGPS、センサー等と組み合わせることで、アラート機能やポイント付与機能を実現している。また、ナビゲーションアプリで培った技術の応用により、処理を必要最小限に抑えている。

そのほか、システムの負荷を分散するため、ソニーセミコンダクタソリューションズが開発したスマートカメラの管理技術、およびNICEアライアンスで規格化されたクラウド・エッジ間通信技術を応用。画像分析処理をスマートフォン端末とクラウド間でリソースを割り当てて分担して行なうことで、クラウドへのデータ転送量を削減し、データ転送遅延時間、クラウド通信コストの削減につなげている。

同時にこれらの技術はAiRCAMアプリ内のAIモデルをリアルタイムに更新することを可能とし、アプリをアップデートすることなく、常に最新の状態で提供できるという。