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群馬のバス6社、Suica連携のICカード「ノルべ」。群馬弁の「のるべぇ」由来

群馬県のバス事業者6社とJR東日本は、地域連携ICカードを活用したIC乗車サービスの導入で合意した。上信電鉄、群馬中央バス、日本中央バス、群馬バス、矢島タクシー、永井運輸、群馬県バス事業協同組合の6社とJR東日本が協力し、2022年春のサービス開始を目指す。乗車カードの愛称は「nolbé(ノルベ)」。

地域連携ICカードは、地域のバス事業者によるバスの定期券や各種割引などの地域独自サービスの機能と、Suicaの乗車券や電子マネーなどのサービスを、1枚で利用できる2in1カード。各地域で、導入を目指した取り組みが進んでいるが、6社が協力して一つの地域で地域連携ICカードを導入するのは初のケースで、交通ネットワークとしての利便性向上を見込む。

ノルべの導入により、Suicaなどの交通系ICカードで県内の複数バスに乗車できるため、観光など県外からの利用者の利便性が向上する。また、乗車運賃がキャッシュレスになり、新型コロナの感染予防対策にもなるとしている。

導入する6社は、前橋駅、高崎駅、太田駅を中心に、路線バスを運行しており、具体的な路線については決定次第発表する。

カードの愛称は「nolbé(ノルベ)」。群馬弁で(バスに)乗るを意味する「のるべぇ」に由来し、「普段バスを使わない若年層でも持ちたくなるデザイン」をバス事業者で検討した。