ヒルズIDで生活体験向上。六本木などヒルズの都市OS「ヒルズネットワーク」

森ビルは、六本木ヒルズを始めとする「街(ヒルズ)」を舞台に、便利で豊かな都市生活・顧客体験するための「都市OS」として「ヒルズネットワーク」を開発した。ヒルズを利用する居住者やワーカー、来街者などを対象に、4月5日より順次サービスを開始する。

ヒルズネットワークは、デジタルプラットフォームで、六本木ヒルズ、表参道ヒルズ、アークヒルズなどを繋ぎ、豊かで便利な都市生活・顧客体験の提供を目指すもの。様々な街の利用者に対して、「ヒルズID」と「ヒルズアプリ」を提供し、森ビルが管理・運営する複数の“ヒルズ“におけるサービスをオンライン上で完結可能とする。

また、利用者の属性、街・施設の利用履歴、位置情報などのデータに基き、利用者一人ひとりに最適化された「街(ヒルズ)」の情報を受け取れるようにする。

サービス開始当初は、アプリ上で森ビル施設横断での店舗検索・情報閲覧や利用者属性に合わせた情報表示、位置情報による近隣施設の優先表示などの情報提供を行なうほか、居住者向けの宅配・ランドリー通知、アプリでのヒルズポイントの付与や活用、森美術館の予約などに対応する。

2021年夏以降はイベントの申込みや、アプリ上でのレストラン予約、優待サービス提供なども行なう予定。

2023年に完成予定の「虎ノ門・麻布台プロジェクト」や「虎ノ門ヒルズエリア」では、ヒルズネットワークの施設・サービスや利用者のデータ基盤を活用し、様々な最先端技術を実装。「従来以上にシームレスな都市生活(ヒルズライフ)を目指す」という。また、ヒルズを連携・融合させ、都心部エリア全体をシームレスに繋げ、新たな文化・経済圏を創出する。