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CARDNET、Androidスマホがお店の決済端末になる「Tap on Mobile」

日本カードネットワーク(CARDNET)は、決済専用端末や専用機器を必要とせず、スマ ートフォンを非接触決済端末として利用するサービス「Tap on Mobile」の実証実験を2月に開始した。2021年度中に利用環境を拡大していく。

Tap on Mobileは、店舗のAndroid版スマートフォンやタブレットに「Tap on Mobile」アプリをインストールし、非接触決済端末として利用可能にするもの。電子マネーの決済とクレジットカードのコンタクトレス決済(タッチ決済)を1つのアプリで実現する。

実証実験では、日本IBM、TFペイメントサービスと協力し、QUICPay/ QUICPay+、nanaco、楽天Edy、WAONの4ブランドの電子マネー決済に対応し、その後、JCB・VISA・Mastercard の3ブランドのコンタクトレス決済(タッチ決済)に対応予定。

決済専用端末の導入が不要のため、店舗では従来よりコストを抑え、手軽にキャッシュレス化の対応が可能となる。また、スマートフォンを決済端末として使用するため、バスやタクシー、路面電車などの公共交通機関、移動販売などでの活用、MaaSでの応用などが期待できるという。

Tap on Mobileの画面イメージ

また、Tap on Mobileは、店員になりすました端末の利用を防止するeKYC機能や、事前に指定された場所のみで決済可能とするGPSの統制機能を搭載。店舗からの申込みはWebで完結し、短期間で利用開始できる。