ニュース
コクヨ、書き心地を”デザイン“したノート。ツルツル・さらさら・ザラザラ
2021年3月8日 10:10
コクヨは、紙とペンの組み合わせから書き心地をデザインした新ブランド「PERPANEP(ペルパネプ)」を、4月21日に発売する。紙質の異なるノート3タイプとペン3モデルで、価格はノートが900円(税別/以下同)、ペンが130円から400円。ノートのサイズはA5・60枚、罫線は方眼罫など各5種。3月17日より一部店舗で先行販売を開始する。
PERPANEPは、紙とペンの相性に注目し、「ツルツル」「さらさら」「ザラザラ」の3種の書き心地をデザインした新ブランド。ブランド名は、PENとPAPERを組み合わせたアナグラムでできており、「紙とペンの巧みな出会い」をブランドコンセプトにしている。
一言に「書く」といっても「丁寧に」「ラフに」など、書き方は様々であるという考えから、コクヨがこれまで培ってきた技術をもとに、ツルツル、さらさら、ザラザラの3種の紙を開発した。
ツルツルでは、軽いタッチでペンが走る平滑のオリジナル原紙を採用。なめらかな曲線や途切れない直線を、筆圧をかけることなく書き出せるとしている。紙厚は96g/m2。
ツルツルに対して最も相性の良いペンとして、コクヨオリジナルの「ファインライター」を発売する。価格は200円。
インクが染み出すプラスチックのペン先に筆圧をかけずにスルスル書けるファインライターと組み合わせることで、滑らかな書き味になるという。また一般的なファインライターよりもペン先を細く削ることで、どの角度でも書きやすく、文字書きにも適したペン先形状にしている。そのほかツルツルのおすすめ筆記具として、万年筆を挙げている。
さらさらでは、様々な種類の筆記具との相性を追求したオリジナル原紙を採用。にじみや裏抜けがしにくく、また微細な凸凹がある紙で、軽やかでスムーズな筆記感を味わえるとしている。紙厚は75g/m2。
さらさらに対して最も相性の良いペンとして水性ボールペンを挙げ、ゼブラとコラボレーションした水性ジェルボールペン「サラサクリップ」を発売する。価格は130円。
水性ジェルボールペンと組み合わせることで、ジェルインクの特徴であるサラサラとした書き味と筆記性能を最大限発揮するという。そのほかさらさらのおすすめ筆記具として、シャープペン、油性ボールペンを挙げている。
ザラザラでは、ザラッとした筆感がありながらも、沈まず軽いタッチでペンが進むザラザラなオリジナル原紙を採用。表面に粗さを残して紙全体を固めに仕上げることで、軽やかで落ち着いた書き味を実現し、またインクの濃淡が出やすくなり、文字や線の表情を味わえるとしている。紙厚は90g/m2。
ザラザラに対して最も相性の良いペンとして万年筆を挙げ、プラチナ万年筆とコラボレーションした「プレビー」を発売する。価格は400円。
万年筆と組み合わせることで、金属製のペン先が紙面の細かな凸凹を拾い、紙面をなぞる際の摩擦と音が心地良い筆記体験を生み出すという。そのほかザラザラのおすすめ筆記具として、ファインライターを挙げている。
紙のほか製本にもこだわり、筆記の際に手で押さえるストレスがなく、A5サイズのノートを見開きでA4の用紙とみなして使用することも可能なフラット製本を採用。キャンパスノートで採用している無線とじ製本をブラッシュアップした製本で、湾曲による影ができず、見開きにした状態での撮影やスキャンもきれいに行なえるとしている。
罫線は3タイプすべて共通で、「3mm方眼罫」、「4mm方眼罫」、「5mm方眼罫」、「4mm方眼ドット罫」、「6mmステノ罫」の5種をラインアップ。ペンのインクカラーが引き立つよう、無彩色の罫線を採用している。
表紙は、ブルーがかったグレイッシュカラーを基調とし、ロゴマークのみを配した、ビジネスシーンにも合うシンプルなデザインとしている。素材には古紙を配合。
背表紙にはレーヨンと紙から作られた寒冷紗クロスを採用。柔らかさと強度のバランスが良く、フラットに開くことをサポートしているという。