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Uber Eatsや出前館などフードデリバリー業界団体。配達トラブル削減へ

Uber Eatsや出前館など、フードデリバリー関連の事業者による業界団体「一般社団法人日本フードデリバリーサービス協会(JaFDA)」が設立された。JaFDAではフードデリバリーサービス業界の課題において、業界全体で取り組み、サービス水準の確保や信頼性向上を目指す。

参加するサービスは、Uber Eats、出前館、menu、fineDine、楽天デリバリー、Wolt、anyCarry、ごちクル、FOODNEKO、DiDi Food、foodpanda、くるめし弁当。

具体的には、「配達時における交通ルール違反、交通トラブルの削減」「配達におけるサービス品質の向上及び商品の安全・衛生管理」、「配達員/パートナーとの適切な関係性の構築」などに共同で取り組む。

配達時の交通トラブルについては、各事業者が今まで取り組んできた施策などを元に、 包括的な交通ルール順守の啓発に向けたコンテンツなどの検討・整備を進め、配達員の交通ルール順守の水準を高めていく。

配達におけるトラブルを防止するための有効な施策の検討や補償の在り方について、業界指針も策定。さらに、参加各社では多様な雇用形態が取られているが、配達員が安心して、それぞれのワークスタイルで働くことができる環境を整えていくという。

また、これまでフードデリバリー業界の課題における政府との対話は、各社がそれぞれに対応していたが、JaFDAへの一元化を図る。代表理事には、元農林水産省事務次官の末松広行氏が就任する。