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アイリスオーヤマ、飲料水事業に本格参入。防災ニーズに応える

アイリスオーヤマはが飲料水事業に参入する。18日から天然水と強炭酸水の本格生産を開始し、富士小山工場から順次出荷。全国のスーパーマーケット、ホームセンター、インターネットサイトを中心に販売する。「富士山の天然水」は500mlと2Lの2種類で価格は500mlが98円(税別)、2Lが158円(同)。「富士山の強炭酸水」は500mlのみで128円(税別)。

富士山の天然水の硬度は68mg/L、pH値は約7。賞味期限は天然水が24カ月、強炭酸水が6カ月。

東日本大震災や各地の地震や風水害などの自然災害を契機とした防災意識の向上にあわせ、飲料水事業に参入。富士小山工場(静岡県駿東郡小山町)の一部を改修し、1時間あたりの生産能力は天然水750ケース、炭酸水650ケース。

飲料水生産

更なる生産・供給体制強化を検討していたが、2月13日に発生した福島県沖地震による各地での断水の発生を受け、18日付けで富士小山工場への約30億円の追加投資も決定。2021年10月を目途に第2ラインを増設し、生産・供給能力を2倍に強化する。

富士小山工場

あわせて、自然災害に備える防災食・防災用品のラインアップを拡充。具体的には、株式会社ゆのたにのレトルト食品、缶詰の事業買収により、新たに長期保存食品を展開し、アイリスオーヤマの「防災セット」に追加。また、水やお湯を注ぐいでごはんができる「α化米」や防災・備蓄を目的とした「長期保存水」の商品化も検討していく。

同社はも、自然災害に備えて、国内における生産拠点等を整備。生活必需品の安定的な供給体制を構築する。飲料水事業の初年度売上目標は50億円、2025年度300億円。。