タグ・ホイヤーとポルシェ、「カレラ」のコラボ腕時計

LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパンは、時計ブランドのタグ・ホイヤーとスポーツカーメーカーのポルシェが戦略的パートナーシップを締結したと発表した。レースから製品開発にいたる総合的・長期的なコラボレーションが行なわれるという。新作の腕時計「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ ポルシェスペシャルエディション」も発表されている。価格は、ステンレスブレスレットモデルが65万円(税別、以下同)、革製ストラップモデルが63万円。

タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ ポルシェスペシャルエディション

両ブランドはそれぞれ「カレラ」と名付けたモデルを展開しており、これは1950年代に開催されていた自動車レース「カレラ・パナメリカーナ」に由来する。1954年にポルシェはこのレースでクラス優勝を成し遂げたことを記念し、主力モデルを「カレラ」と名付けるようになった。ホイヤーは1963年に「カレラ クロノグラフ」を発売、ドライバーがレース中でも分かりやすいデザインを施し、好評を博した。

新作の自動巻きクロノグラフ「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ ポルシェスペシャルエディション」は、「タグ・ホイヤー カレラ スポーツクロノグラフ」がベースで、ポルシェのデザインからインスパイアされた特徴を数多く盛り込んでいる。具体的には、ベゼルのタキメーターには独自の目盛りが刻まれているほか、インデックスにポルシェ特有のフォントを使用。ダイヤルはアスファルト加工が施されている。ダイヤルのアラビア数字は、分針あるいは秒針向けの二桁の数字になっているのも特徴。

裏面は透明なクリスタルケースバック。ぜんまいを巻き上げるため回転するローターはポルシェのハンドルをイメージしたデザインで、両ブランドの名前が刻印されている。

搭載されるのは自動巻きの自社製ムーブメント「キャリバー ホイヤー02」。約80時間のパワーリザーブを誇り、クロノグラフは垂直クラッチやコラムホイールなど精度の高い機構を備える。ケースはステンレス製で、タキメーターベゼルはセラミック製。100m防水。ケース径は44mm。