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“マイ容器”対応のセルフ量り売りシステム。寺岡精工

寺岡精工のセルフ量り売り棚システム「All-in-One Rack」

寺岡精工は、利用者が自分で商品や分量を選び、持ち込みの“マイ容器”にも対応したセルフ量り売り棚システム「All-in-One Rack」を開発した。スーパーマーケットなどの店舗に向けたもので、5月から販売される。

今回開発されたセルフ量り売り棚システム「All-in-One Rack」は、棚、量り売り什器、セルフ量り売りスケール、各商品の電子棚札(値札、オプション)が一体となったもの。各商品の什器の開閉部にはモーションセンサーが搭載されており、取り出した商品の情報がはかりに送信・表示され、はかり上での商品の選び間違いを防ぐようになっているほか、容器はRFIDラベルで自動的に風袋の自動引き(ゼロリセット)が可能。

また、自宅からの“マイ容器”の持ち込みも可能で、使い捨て容器のゴミを削減できる。購入する商品に貼るラベルは台紙のない「ライナーレスラベル」で、こちらも台紙のゴミを削減できる仕様になっている。

同社では、量り売りは食品ロスを抑制するエコな買い物として注目されているとし、小売店においては環境問題を意識した売り場を展開できるという。

なお、2月17日から19日にかけて幕張メッセで開催される「第55回 スーパーマーケット・トレードショー 2021」の寺岡精工ブースにて、このシステムが展示される。