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新型コロナワクチン用保冷バッグにシャープ適温保冷剤。スギヤマゲン
2021年2月4日 14:20
スギヤマゲンは、シャープの3℃適温蓄冷材「COOL LAB3」がセットされた新型コロナワクチン用保冷バッグを開発。2月1日付けで厚生労働省が指定する全国約11,500カ所に納入する契約「新型コロナウイルスワクチン接種に係る保冷バッグの購入」を締結した。
2月から5月末にかけ、総数40,000個の保冷バッグを納入。保冷バッグは、ディープフリーザー又は保冷ボックスが設置される会場(一般型)から、数本~数十本程度のワクチンを2~8℃の温度帯に保って接種会場(サテライト型)に移送する際に使用される予定。
保冷バッグには、シャープが開発した3℃適温蓄冷材「COOL LAB3」を各4個ずつセット。外気温35℃の環境下でも、12時間以上、2~8℃の温度帯に維持できる。
シャープの「適温蓄冷材」は、同社の液晶材料研究で培った技術を応用したもの。「-24℃~+28℃(開発中の温度帯含む)で融け始める氷の状態で蓄冷できる」特長を持つ。「3℃適温蓄冷材」は3℃で融け、固体から液体に変化する。この時、周囲の熱を吸収することにより、周囲の空気や接触している対象物を特定の温度に保持する機能を持つ。