ニュース

富士急ハイランド、顔パス入園や待ち時間短縮ができるアプリ

富士急行は、顔認証入園のための顔登録や各アトラクションの待ち時間確認などができる「富士急ハイランド公式アプリ」の運用を、2月3日よりAndroid版にて開始する。iOS版は2月上旬開始予定。

富士急ハイランドでは2018年より顔認証システムを導入しており、「E-TICKETS」からオンライン顔登録フリーパスを購入できる。これらのチケット購入、顔認証登録が、アプリでできるようになった。園内ではアトラクションを顔認証で利用できる。

(左)チケット購入画面、(中)アプリ内で顔写真撮影、(右)購入済みチケット確認

園内での行動をサポートする機能として、「チェックイン機能」、「デジタルマップ」や、待ち時間表示機能を搭載。来園時にアプリの「チェックイン」ボタンを押すと、来園者限定の情報や特典を受け取れる。

(左)ホーム画面、(右)チェックイン画面

デジタルマップでは園内のアトラクションやレストランの位置確認が可能。カテゴリ別の表示も可能で、そのとき知りたい情報だけをアプリ上の地図から探せる。また、現在地表示と、各目的地までのルート案内機能も搭載している。

(左)デジタルマップ、(中)カテゴリ別表示、(右)ルート案内

待ち時間は、アトラクションごとにリアルタイムで確認可能。また、当日の「絶叫優先券」の販売状況の確認と指定利用時間30分前までの購入もアプリ上でできるため、当日の状況を見ながら混雑回避のために優先券を活用できる。現在時刻から最短の「いますぐ使える」絶叫優先券のみを表示する機能も備える。

(左)待ち時間付きデジタルマップ、(中)待ち時間一覧表示、(右)絶叫優先券の購入画面

そのほかアプリ会員特典として、夏オープンの絶景展望台「FUJIYAMAタワー」をはじめとする新施設の先行体験などへの招待を予定している。

公式アプリの提供は、様々なデジタル技術を取り入れた、未来の観光の楽しみ方を提供する「富士山のスーパーアミューズメントシティ化」に向けた施策の一環。富士急ハイランド内でのサービス・機能の拡充に加え、現在実証実験中の顔認証周遊パスとの連動なども検討している。将来的には、アプリ内の顔認証だけで富士山周辺のホテルやバス、観光施設の利用ができる観光MaaSの実現を目指す。