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LINE、新型コロナワクチン接種予約システムを提供。LINEで会場予約
2021年1月28日 12:43
LINEは、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関し、LINEを活用した新型コロナワクチン接種予約システムを提供する。
新型コロナのワクチン接種は、国の指示のもと都道府県が協力し、全国の市町村において実施される。現在全国の各自治体において接種の準備が進められているが、電話がつながりにくく接種予約が取りづらい、予約や問合せに対応するコールセンターでのリソース不足など、接種開始までの体制構築や接種実施方法の策定の中で課題が見込まれる。
そのため、住民からのワクチン接種予約を「LINE」のアプリ上で完結できるシステムを提供していく。
具体的な仕様は導入自治体や開発会社により異なるが、自治体のLINE公式アカウントを通じ、自治体から通知される接種券の券番号等を入力することで、ワクチン接種の会場や日時等を予約・変更が可能となる。
また、新型コロナウイルスやワクチン関連情報へのアクセスや、チャットボットによるよくある質問への回答などにも対応。コールセンター等と併用することで、住民が使い慣れたLINEアプリから、予約や予約管理ができるようになる。自治体職員にとっても手入力や電話対応の時間削減など、業務効率化が見込まれる。
同予約システムは、神奈川県 寒川町、和歌山県 紀の川市など全国約100の自治体で導入を決定・検討されている。
電話対応についても、LINEのAIソリューション「LINE CLOVA」で支援。24時間受付が可能で、多量の電話にも同時に対応できるとする。また、接種日の予約、予約前日リマインド、接種後フォローの3段階の自動化も対応可能。特に接種後フォローでは、接種ワクチン別・年代別等のカテゴリごとの対象者に自動で電話をかけるといった応用も期待される。
接種会場での受付支援では、オンライン本人確認「LINE eKYC」を活用。接種会場に来場する前に本人確認を済ませることで、会場では、接種券をアプリで読み込むなど、簡単な確認作業のみで接種受付ができるため。本来会場で行なう身分証提示による本人確認などの手間を簡略化が可能。会場での待ち時間や対応職員の人数の削減などによる、「密」の解消も目指す。