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手書きメモをスマホと共有できる電子ペーパー「クロッキー」。Shiftall

Croqy。上部にタッチペンを磁石で固定できる

Shiftallは、手書きのメモを無線LANでクラウドに送信、スマートフォンやタブレットと共有できる「Croqy」(クロッキー)を発表した。価格は19,999円。発売時期は2021年の第1四半期を予定している。

電子ペーパーを採用したコンパクトな筐体とタッチペンで構成。電子ペーパーを使っているため、タッチペンで書いたメモをバッテリーを消費せずに表示でき、一度の充電で2カ月の使用が可能(1日10分の書き込み、更新間隔30分とした場合。10分にすると約1カ月)。

本体に無線LANを搭載しており、クラウドにメモの内容をアップロード。スマホ/タブレットのアプリでメモ内容を見ることができるほか、スマホ/タブレットから、家のCroqyへとメモを送信し、表示させる事もできる。なお、アプリやクラウドの利用料金は無料。

複数のCroqyで、メモの内容を共有できる
スマホやタブレットにもメモ内容を送信でき、逆にアプリからCroqyへとメモを送る事も可能

利用シーンとして、家族が家の中で見る通常の紙のメモの代わりとして使えるほか、例えば職場からお父さんがスマホで「おみやげ買って帰る」と、自宅のCroqyにメモを送信したり、子供が家のCroqyにメモを書いて、その内容を田舎の祖父母宅のCroqyに表示。祖父母が孫へメモで返事をするといった使い方も想定している。

スマートフォンのコミュニケーションツールと異なり、スマホのロックを解除し、アプリを立ち上げると言った操作をすることなく、生活の中で自然に目に入る事を特徴としている。

外形寸法は80×130×13.5mm(縦×横×厚さ)。重量はペンやスタンドを除いて約160g。充電用Micro USBケーブルが付属する。

背面にはスタンドも備えている

なお、メモを書いて画面内のアイコンをタップすると、すぐにクラウドにデータを送信する事が可能だが、10分や30分といった間隔での自動更新での使用がメインとなる。これはチャットツールではなく、あくまでメモの代わりとしての使用をイメージしているため。

また、タイムラインという概念があり、複数のCroqyを購入した場合は、それぞれのCroqyに対して、どのタイムラインに参加するかを選択可能。これにより、例えば2階のCroqyにAというメモを表示させ、1階のCroqyにBというメモを表示させるといった使い分けもできる。