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QRコード制御のホームドア、都営浅草線全駅で導入。23年度完了
2020年12月24日 12:00
東京都交通局は、都営浅草線のホームドア整備について、2021年秋に東銀座駅から設置を開始し、2023年度までの整備完了を目指す。車両の編成数や扉の数が異なる列車の運行に対応するため、QRコードを用いたドア開閉連動技術により制御するホームドアを採用する。
都営浅草線におけるホームドアは現在、新橋駅、大門駅、三田駅、泉岳寺駅の4駅で整備が完了している。残る15駅について今後整備を進める。押上駅は、整備主体となる京成電鉄が整備を行なう。
都営浅草線は、複数の鉄道事業者による相互直通運転を行なっており、車両の編成数や扉の数が異なる様々な列車が運行されている。そのため、従来の方式のホームドアを導入する場合は各社の車両改修が必要となる。
都営浅草線で採用するQRコードを用いたドア開閉連動技術を用いたホームドアは、車両の改修は不要。QRコードを車両ドアに貼り、ホーム上のカメラ(読み取り装置)で車両ドア数、編成車両数などの情報やQRコードの動きを検知。車両ドアの開閉に合わせてホームドアを開閉する。
先行整備した4駅でも、同様のホームドアを採用。また、京浜急行電鉄、神戸市交通局(神戸市営地下鉄)で実用化されているほか、JR東海で実証試験が始まる。