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カルビー、ドライフルーツ参入。青森産りんご使用の「カリッとりんご」
2020年12月14日 14:57
カルビーは、津軽りんご組合が生産した青森県のりんごを使用したドライフルーツ「カリッとりんご」を12月14日に発売。ドライフルーツ市場へ参入する。価格は1箱(10g×6袋入り)650円。2021年4月中旬頃までの期間限定。
カリッとりんごのラインアップは、甘みと酸味のバランスが良い「ふじ」と、芳醇な香りと甘みの強さが特徴の「王林」の2種類。砂糖不使用でりんご本来の味わいを楽しめるとしている。皮つきのダイスカットで一口サイズ。
従来の製法ではフルーツを乾燥させながら素材の味をそのまま残すことは難しく、フルーツ本来の味わいが活かされないことを課題とし、カルビーはノンフライの「ネオドライ製法」を用い、独自のドライフルーツの製法を開発。ドライフルーツは柔らかい食感の商品が多いが、カリッとりんごでは「本来の美味しさを保ちつつも、表面がカリッと、中はサクッとした」今までのドライフルーツとは異なる食感を実現したという。
パッケージは、りんごの素材感とナチュラルさを訴求するシンプルなデザインを採用。パッケージの側面はリンゴを包む網をイメージしたデザインとしているほか、おいしさだけではなく物語を楽しんでもらえるようにと、開発ストーリーを掲載している。
販売予定店舗は、東京都のあおもり北彩館東京店、カルビープラス東京駅店、青森県のA-Factory、あおもり北彩館新青森駅店、星野リゾート青森屋。
カルビーでは、2030年に向けた長期ビジョンとその実現に向けた5カ年の中期経営計画において、新規事業を重点課題に掲げ、現在はポテトチップスなど馬鈴薯原料の商品のほか、ポスト馬鈴薯原料として豆を原料とした商品を展開している。フルーツは、豆に続くポスト馬鈴薯原料と位置づけている。
また、新たな食領域での事業創出や地域に根付いたものづくりを進化させていく「Be Local」を掲げており、新食感ドライフルーツの販売もその一環。今後も、消費者のニーズに応える商品開発等を推進するとともに、産地や各地の農業のために、地域に根付いたものづくりを広げるとしている。