3Dプリンタで作れる「飲食用フェイスシールド」データ公開。富岳の研究成果

凸版印刷とサントリー酒類は、理化学研究所が推進しているスーパーコンピュータ「富岳(ふがく)」の研究成果を基に開発した「飲食用フェイスシールド」の設計情報をオープンデータとして公開。3Dプリンタがあればフェイスシールドを製作できる。完成品も販売する。

メガネ型とすることで直感的に装着が可能。飲食時はワンタッチで口元のシールド部分を開閉できる。シールド部分は「富岳」による検証により開発されたお椀型のシールド構造としている。

理研では、2021年度の共用開始を目指して開発・整備を進めるスーパーコンピュータ「富岳」を用いて「室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策」について研究開発を実施している。凸版印刷とサントリー酒類は、その研究成果の一部を活用し、「飲食用フェイスシールド」を開発した。

今回は、フェイスシールドの設計情報をオープンデータとして公開。3Dプリンタと必要な素材があれば、誰でもフェイスシールドを作製できる。

また、サントリーマーケティング＆コマースのECサイト「飲食店用品.jp」で、完成品の販売も予定。12月21日より受付を開始し、2021年1月7日以降、順次発送予定。