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京都 元新道小学校跡地に新施設。「花街文化の発展と新たな賑わい」
2020年12月8日 13:29
NTT都市開発は、京都市の元新道小学校跡地において、「花街文化の発展と新たな賑わいづくりを通して、更なる地域の活性化と魅力あるまちづくりに貢献する施設」の実現に向けた再整備を進めることを発表した。
NTT都市開発は、京都市の元新道小学校跡地活用において契約候補事業者として選定され、12月8日付けで京都市と基本協定書を締結。京都市と地域住民および同社の三者で構成する事前協議会を設置・開催し、事業化に向けた合意形成のための協議を進める。所在地は、京都市東山区大和大路通四条下る四丁目小松町130番、125番1、新道通団栗下る二丁目下柳町165番。
事業コンセプトは、「花街文化の発展と新たな賑わいづくりを通して、更なる地域の活性化と魅力あるまちづくりに貢献する施設」の実現に向けた、「“街の記憶の継承”と“新たな共存価値”の創造」。
宿泊施設、地域施設、および歌舞練場で構成。小学校と共存してきた宮川町歌舞練場もあわせて建て替えることで歴史と文化を継承し、新たな人の流れを生む回遊性のある一体的な街づくりを目指す。
具体的には、NTTグループの強みとするICTを最大限活用。小学校を含めた一帯を3次元でのデジタルアーカイブ化を行ない、街の記憶をリアルに後世に伝えるとしている。地域施設では、子供も大人も一緒に楽しめるデジタルコンテンツを導入し、世代を超えた新しい地域コミュニティの醸成を図る。宮川町歌舞練場では、バーチャル映像技術による新たな花街文化の発信を行なう。
敷地面積は、宿泊施設が4,014.15m2(実測面積)、地域施設・歌舞練場が約2,291.14m2。