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「地図マピオン」リニューアル。指定した場所の最寄駅がすぐわかる

凸版印刷のグループ会社であるONE COMPATHが運営するアプリ「地図マピオン」が、6年ぶりに大幅リニューアル。「境界線マップ」やひらがなだけの地図「えきのなまえマップ」を追加したほか、地図中心部の最寄駅やマップコード、海抜情報を常時表示とした。iOS版(iPhone/iPad)での先行リリースで、Android版は順次開発を進める。

境界線マップなどは、地図マピオンユーザーから、「地名や区分が地図に詳しく書いてあるため位置関係が把握しやすい」などの境界線や地理情報の分かりやすさが支持されていることから追加された機能。

境界線マップは、都道府県から町丁目まで境界線が分かりやすいと同時に、1つのエリアをタップすると該当箇所にハイライトがあたり、全国に存在する飛び地(地理的に分離している土地)も分かりやすく表示されることを特長に挙げる。

例えば「東京都」をタップすると八丈島や三宅島などにもハイライトがあたる。これにより、その地名の範囲はどこまでなのかなどの発見にもつながるとしている。

えきのなまえマップは、幼児教育を主な目的とした、ひらがなだけで表示されるマップ。同社の実験サイト「マピオンテックラボ」で1月から公開し、反響が大きかったことを受け、境界線マップ同様に切り替え可能な地図として追加したという。

また、標準地図も含め、地図中心部の最寄駅やマップコード、海抜情報を常時表示。ファーストビューから最寄り駅が分かるようにすることで、近くの駅を探す手間をなくせるとしている。

マップコードは緯度経度を数値化したコードで、主にカーナビの目的地設定での利用を想定。施設名や電話番号の登録がない場所でも、マップコードで設定できる。

海抜は、これまでも地図マピオンに搭載されていたが、リニューアルでは最寄り駅やマップコードと並んで表示するように変更。現在地や調べたい箇所を表示するだけで海抜が分かり、特に災害時や引越しの検討などに活用できるとしている。

そのほか検索バーに、「コンビニ」「ラーメン」「駐車場」など11カテゴリを固定表示。例えば「ラーメン」をタップすると近くのラーメン店が表示され、「ガソリン」をタップするとガソリンスタンドの場所およびガソリン価格が表示される。

初期表示の11カテゴリは「コンビニ」「コーヒー」「ラーメン」「トイレ」「銀行・ATM」「薬局」「スーパー」「公園」「バス停」「ガソリン」「駐車場」。「もっと見る」をタップすると、「100円ショップ」「EV充電スタンド」「山」など約30種類のカテゴリが表示される。