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glafit、自転車/原付切替対応のハイブリッドバイク「GFR-02」
2020年11月26日 12:56
glafitは、ハイブリッドバイクの新モデル「GFR-02」を発表した。価格は18万円。近日の受注開始を予定している。カラーはFLASH YELLOW、MATTE BEIGE、SHIRAHAMA WHITE、TIDE BLUE。
ペダル付きの原動機付自転車として、2017年に発売した「ハイブリッドバイク GFR-01」は、5,000台以上を販売。そのユーザーからのフィードバックをもとに、フルモデルチェンジしたのがGFR-02となる。
ハイブリッドバイクのため、バイクモードではスロットルを回して走行、自転車モードではペダルを漕ぐだけで走行できる。折りたたみ可能で、車などで旅行に持ち運び、旅行先で原付として利用できる。
ユーザーからの要望で最も多かったものは出力で、登坂力を約25%強化。出力は0.25kWで、最高速度は約30km/h。走行距離は約25km。バッテリはリチウムイオンで容量は9.6Ah。また、自転車モード時の走行能力向上のため、クランクサイズを大型化したほか、ミラーも改善。特に右ミラーの後方視認性を高めている。
折りたたみ方式も刷新し、左折れのシートポストを右折れに変更。また折りたたみ時に安定して自立できるよう、シートポストの長さも見直した。車のトランクに積んだり、輪行も可能になるほか、アパートの玄関やベランダなどの保管もしやすくした。
鍵を持たずに自分の指でロック解除できる「YubiLock」を搭載。指を置くだけのワンステップ認識を新たに採用し、指紋認証の精度を向上した。
なお、GFR-02は、原付のため免許やヘルメットの着用が必要で、ミラーも装備。道路走行時には車道を走行する。ただし、2021年夏発売予定の「モビチェン」を装着することで、自転車と電動バイクの切り替えが可能となり、「バイクの電源をOFFにし、ナンバープレートを覆った時は道路交通法上、普通自転車」として取扱われる。
電動バイク時は原付第一種、自転車時は普通自転車と、道路交通法において1台の車両で2つの法律上のカテゴリーの切り替えを認めれる。これは、サンドボックス制度を活用し、glafitのみが認められた措置とのこと。
バッテリーパックは、パナソニックのBMU(Battery Management Unit)を搭載。バッテリーパックとクラウドの間のデータのやり取りは、GFR-02用に新規開発したGSC(glafit SmartConnect)モジュールと、スマートフォンのglafitアプリを経由して行ない、アプリで正確なバッテリーの電池残量表示などが可能。
また、バッテリー内部の状態を細かく監視し、放電充電制御を行なうなど、リチウムイオンバッテリーの性能を⻑く保つことができるようになる。今後はパナソニックのUBMCサービスを利用し、「走行可能距離予測値」などのデータが表示されるようになる。
grafitアプリによる電源ON/OFFも可能。将来的にアプリでキーコードをシェアすることで、バイクのシェアリングにも対応できる。
展開時の本体サイズは1,250×600×950mm(全長×全幅×高さ)。折りたたみ時は650×450×600mm(同)。