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アイリスオーヤマ、医療用マスクの生産設備導入。コロナ再流行に備え
2020年11月19日 12:29
アイリスオーヤマは、家庭用マスクに加え、「医療用N95マスク」および「除菌ウェットティッシュ」を宮城県角田工場で生産すると発表した。あわせて、つくば工場の敷地内に備蓄倉庫として、第2倉庫を増設。有事の際に安定供給できるサプライチェーンの構築を目指す。
新型コロナウイルス感染の拡大と長期化に対応するための取り組み。医療用N95マスクについては世界的に医療機関で不足しているとし、また除菌ウェットティッシュについては現在も品薄状態だという。
今後、新型コロナウイルス感染症の第3波やインフルエンザも含めた冬の流行も想定されることから、医療用N95マスクと除菌ウェットティッシュの日本国内での生産を開始。また、つくば工場の敷地内に第2倉庫を増設し、マスクを中心とした新型コロナウイルスの感染症対策および生活必需品の備蓄倉庫として活用する。
これにより、今後グローバル規模で物流に混乱や遅延が生じるような非常時でも、国民が生活をしていく上で重要な製品を安定供給できるとしている。
角田工場への設備投資金額は約10億円。生産能力は、医療用N95マスクが1万枚/月、除菌ウェットティッシュが100万個/月。稼働時期は2021年秋。つくば工場 第2倉庫の設備投資金額は約25億円。竣工時期は2021年度中。
なお同社はこれまでも、角田工場へ家庭用マスクの資材製造設備や生産設備導入し、生産していた。