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東急、“脱密”ニーズに応えるサービス「DENTO」。通勤高速バスなど

2020年11月12日 18:13

東急は、コロナ禍で変容した都心通勤者の移動・就労ニーズに対応するサービス実験「DENTO」を2021年1月13日から開始。新たな移動サービスやテレワーク環境などを提供する。期間は4月28日までの約3カ月半。利用の受付はLINEを活用する。

新型コロナウイルス感染症流行により普及したテレワークや、通勤等の移動における「脱密」といった新たなニーズが生まれるなど、変化した働き方や移動におけるニーズに対応するための取り組み。利用者が最適な移動手段と就労場所を選択できるようにすることで、自由で豊かな東急線沿線での働き方の実現を目指す。

また、東急線の通勤定期券所有者に対しては、限定メニューや優待割引を提供。定期券保有の新たな付加価値を開発する。

移動サービスについては、多摩田園都市地区と東京都心を往復する通勤高速バスを運行。移動中に作業ができるよう、ゆとりある車内とし、Wi-Fiやトイレも完備する。定期券所有者に対しては、割引優待を提供する。

移動サービスではそのほか定期券所有者を対象に、都心勤務地から横浜市青葉区内の自宅まで利用できる相乗りハイヤーを運行。「脱密」のため、乗車定員は半分に制限する。運行日時は水曜日と金曜日の18時から。

テレワーク環境については、東急グループのスポーツ施設や商業施設でのテレワークが可能になる。実施エリアは、たまプラーザ、あざみ野、青葉台、南町田。なお東急では、サテライトシェアオフィス「NewWork」提携店など従来型のワークスペースも提供している。

そのほか、定期券所有者に対して移動目的および体験価値の提供を目指す。提供するサービスは以下の3つ。

DENTOではほかにも、一部店舗のリアルタイム混雑状況表示サービス、書籍要約サービス「Serendip」無料体験を提供する。

DENTOの会員登録、商品選択、決済、利用には、LINEの公式アカウントを活用。公式アカウントのトーク画面ですべて完結する。利用時間のリマインド通知などもLINEで行なう。

東急では、DENTOの購買・利用データの分析による、新しい生活様式に適合した移動・就労サービスの開発を推進。2021年度以降も、展開エリアやターゲット層を拡大しながら、多様化したニーズに合致した価値の提供、「選ばれ続ける東急線沿線」の実現を目指す。

なお12月下旬頃に、DENTOのサービス内容の詳細が発表される。