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タクシーアプリ「GO」、予約成約率を10倍向上した「希望日配車」
2020年11月12日 14:28
Mobility Technologiesは、タクシーアプリ「GO」に新機能「希望日時配車」「優先パス」を追加した。
「希望日時配車」は、25分後から7日後までの希望日時を指定して注文できる機能で、東京都23区・武蔵野市・三鷹市/神奈川県の2エリアでサービスを開始する。既存予約枠を先着で埋めるのではなく、同社が持つこれまでのタクシーデータを踏まえAIによって注文枠数を調整。エリアや時間帯などのトレンドを予測し、アプリシステム内で指定タイミングに合わせたタクシー注文を行なう。
予約枠の兼ね合いから従来の「JapanTaxi」アプリでは、ユーザーからの予約注文に対して半数にも満たない成約率となっていたが、後継アプリ「GO」の新ロジックにより、従来の約10倍以上の注文件数を受けつけることが可能になった。これによりユーザーは通常のタクシー注文と同様の感覚で配車注文ができる。
また、タクシー乗務員は予約枠調整のための事前待機が不要となるため、効率的な営業を行なえる。「希望日時配車」機能は、事前に車両を確定させる予約サービスではないが、都内でのテスト期間中は100%の注文成立を実現したという。
リリースを記念して、11月30日までは手配料金を5(GO)円とするキャンペーンも実施。
12月以降の手配料金は、エリア/時間によって変動。東京都420円から/神奈川県400円からを予定。タクシー事業者による運賃迎車料金等とは別。指定希望日時より車両が10分以上遅れて到着した場合は手配料金が無料となる。
「優先パス」は、注文時に空車車両が見つからなかった場合、将来的に空車になる車両を含め、最も早く配車できる車両をマッチングする機能で、北海道/宮城県/埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県/愛知県/京都府/大阪府/兵庫県/福岡県の11エリアでサービスを開始する。
従来の「JapanTaxi」アプリでは空車が見つからない場合、エリアを広げて空車を探していたが、「優先パス」では、AIを活用し、将来的に空車となる車両を含めて探車を行なう。これにより、ユーザーはより早く乗車ができ、タクシー事業者は遠くから時間をかけてユーザーのもとに向かう必要がなくなる。
手配料金は、東京都980円/神奈川県・千葉県・埼玉県600円/大阪府・京都府・兵庫県500円/その他400円で、タクシー事業者による運賃迎車料金等とは別。
いずれも対応エリアは順次拡大予定。