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西武鉄道、終電を20~30分繰り上げへ。2021年ダイヤ改正

西武鉄道は、2021年春に実施するダイヤ改正によって、主要路線の終電を20~30分繰り上げる。

深夜に行なう鉄道工事時間の確保と、新形コロナウイルス感染症の影響で、深夜時間帯の利用時間が変化したことを踏まえた措置。新形コロナウイルスの影響で深夜時間帯の利用者は従来より50~60%に減少しているという。

終電車繰り上げが行なわれるのは、山口線・多摩川線を除く西武線全線。主要路線の終電車が上下とも概ね20分から30分繰り上げられる。例えば、平日の池袋駅発飯能行きでは0時9分初が23時52分発に、高田馬場駅発本川越行(拝島)では、0時1分が23時46分発などになる。

いずれも他社線との接続による利用者の利便性確保、深夜時間帯における混雑防止に配慮しながら実施する予定で、需要動向をみながら混雑対策として終電車前に臨時電車の設定を検討する。また、初電車の繰り下げは予定していない。詳細な時刻については2021年1月頃に発表される予定。

深夜帯に行なわれる工事の様子