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三井住友グループ、脱ハンコで1.7億円のコスト削減
2020年11月5日 14:08
三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)は、現在推進している脱ハンコの取り組みにおける、現時点での成果を発表。年間1.7億円のコスト削減を想定する。
SMBCグループでは15社で、子会社のSMBCクラウドサインが提供する電子契約サービスを活用。同サービスでは、紙とハンコで行なっていた契約業務をオンラインで完結でき、契約手続きのスピード化やコスト削減が可能としている。
三井住友銀行の本部では、約56部署にて法人顧客との秘密保持契約書や覚書等、外部業者との購買・請負契約、グループ間契約などで利用を今夏より開始。またSMBC信託銀行では、個人顧客向けの「スマート相続口座」にて電子契約を活用している。
現時点での脱ハンコの効果について、コストは年間1.7億円削減、事務効率化は年間2.2万時間削減を想定。
今後は三井住友銀行での住宅ローンの契約電子化を予定。住宅ローンにおける契約書類への署名や押印などの顧客負担の軽減、収入印紙の不要化といった利便性向上を図る。そのほかも、法人・個人向け金融サービスでの取引における電子契約活用拡大を計画。脱ハンコを牽引するリーディングカンパニーを目指す。
なお、SMBCグループでSMBCクラウドサインを導入している企業は、三井住友フィナンシャルグループ、三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カード、SMBCコンシューマファイナンス、日本総合研究所、SMBCコンサルティング、さくら情報システム、SMBC GMO PAYMENT、SMFL レンタル、日興システムソリューションズ、さくらケーシーエス、ポラリファイ。