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d払い、請求書払いに対応。クーポン配信やテーブルオーダーも
2020年11月5日 12:33
NTTドコモはスマホ決済サービス「d払い」に、利用店からのメッセージやクーポンが届く「メッセージメニュー」、請求書のバーコードを読み取って支払いができる「請求書払い」、自分のスマホで注文・決済ができるミニアプリ「テーブルオーダー」を追加。11月下旬以降、順次提供を開始する。
メッセージメニューにお得な情報を配信
メッセージメニューは、「dポイントカード」を提示したり「d払い」で支払いをした店舗が自動的に登録され、店からのキャンペーン情報やクーポン、チラシなどが配信される機能。11月下旬開始を予定する。
メッセージメニューに届いたメッセージは店ごとのタイムライン表示で確認でき、配信停止の設定なども可能。なおメッセージメニューに届くメッセージは、「dポイントクラブ」アプリからも確認できる。
またクーポン種別を拡充し、3種類を追加。これまで提供していた複数回使用できる「提示型」に加え、「決済連動型」、「もぎり型」、「レシートクーポン」を提供する。12月中旬以降、順次開始予定。
決済連動型は、事前に設定することで、条件を満たしたd払いでの会計時にクーポンが自動的に適用される。もぎり型は、1回で使用済みとなるクーポン。レシートクーポンは、買物のタイミングや金額などによって付与。決済完了画面に表示されるほか、クーポン一覧タブでも受け取ったクーポンを確認できる。
公共料金などの支払いができる請求書払い
請求書払いは、d払いアプリで、公共料金などの請求書に記載されたバーコードを読み取ることで支払いができる機能。12月中旬開始を予定する。
利用時は、d払いアプリトップ画面から「請求書払い」を選択。説明画面の後、バーコードを読み取り支払うことで決済が完了する。1回の支払い上限は3万円。コンビニエンスストアなどに行く手間がなく、いつでもどこでも支払い可能などのメリットがある。
d払い残高からの支払いのみ対応。dポイントの利用不可。請求書払いで利用した分はdポイント(通常ポイント)の進呈対象外。
非接触で注文・決済ができる「テーブルオーダー」
ミニアプリに追加されるテーブルオーダーは、ショーケース・ギグの店内向けモバイル・テーブルオーダーサービス「SelfU(セルフ)」のプラットフォームを活用した、飲食店において来店客自身のスマホを使って注文・決済ができるサービス。12月開始を予定する。
利用時は、d払いアプリ内の「テーブルオーダー」を選択し、店に用意されているQRコードをカメラで読み込むことで利用できる。QRコード読込後は、画面表示に沿って注文や決済を行なう。注文時に店員を呼ぶことなく、非接触で注文・決済が完了することをメリットとしている。
テーブルオーダー機能は、2019年にドコモとショーケース・ギグの資本業務提携を受けてスタートした、d払いのミニアプリの機能拡充や新サービス提供を図る取り組みの一環。d払いではそのほか吉野家ミニアプリにて、ショーケース・ギグによるモバイルオーダープラットフォーム「O:der(オーダー)」を活用している。
SelfUを活用したミニアプリは、O:der全導入店舗のうち、約100店舗から開始する。利用可能店舗は、d払いアプリの「ミニアプリ(予約・注文)」タブ内のマップから確認可能。