ニュース

小田急、終電繰り上げ。20分ほど早く

小田急電鉄は2021年春のダイヤ改正において、最終列車と一部の始発列車の運転時刻の変更を実施。最終列車は24時台を中心に20分程度繰り上げられる。

鉄道工事を取り巻く環境変化や新型コロナウイルスの影響を踏まえた、鉄道メンテナンス体制の持続性を高めるための変更。

最終列車は一部を除き、下り、上りとも10分から20分程度繰り上げられる。


    最終列車の区間別変更目安
  • 小田原~町田:下り 20分程度/上り 15分程度
  • 片瀬江ノ島~相模大野:下り 10分程度/上り 10分程度
  • 町田~向ヶ丘遊園:下り 20分程度/上り20分程度
  • 向ケ丘遊園~成城学園前:下り 10分程度/上り 20分程度
  • 成城学園前~新宿:下り 10分程度/上り 概ね変更なし
  • 唐木田~新百合ヶ丘:下り 20分程度/上り 概ね変更なし

始発列車は一部において、4時台を中心に5分から15分程度繰り下げられる。


    始発列車の区間別変更目安
  • 小田原~新松田:上り 10分程度/下り 概ね変更なし
  • 新松田~相模大野:上り 概ね変更なし/下り 5分程度
  • 片瀬江ノ島~大和:上り 概ね変更なし/下り 概ね変更なし
  • 大和~相模大野:上り 15分程度/下り 概ね変更なし
  • 相模大野~向ヶ丘遊園:上り 10分程度/下り 概ね変更なし
  • 向ケ丘遊園~経堂:上り 概ね変更なし/下り 概ね変更なし
  • 経堂~新宿:上り 5分程度/下り 概ね変更なし
  • 唐木田~新百合ヶ丘:上り 10分程度/下り 概ね変更なし

現在、在宅勤務の浸透や外出機会の減少など、特に夜間を中心に利用が大きく減少しているという。小田急電鉄は、働き方や行動様式が従来の姿に戻ることはないと考えている。

小田急線の利用動向(全駅改札入出場、2019年9月・2020年9月の平日平均)

また、近年の課題として、夜間を中心に行なう鉄道メンテナンスの担い手不足や安全・防災対策のための工事時間の確保を挙げる。ダイヤ改正による最終・始発列車の時刻変更により、最終列車から始発列車までの間合いが約30分増え、合計4時間程度となることから、鉄道メンテナンス体制の持続性の向上につながるとしている。

ダイヤ改正の詳細は12月中の告知を予定する。