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食品・洗剤の量り売りや商品受取ロッカー「無印良品 東京有明」12月開業
2020年11月4日 13:02
良品計画は、住友不動産商業マネジメントが運営する住友不動産ショッピングシティ有明ガーデンのモール&スパ1階~3階に、「無印良品 東京有明」を12月3日にオープンする。生鮮食料品から日用雑貨だけでなく、観葉植物のサブスク、食品・洗剤の量り売りなど暮らしに根付くサービスを展開する。
無印良品のほぼ全ての商品を揃えたうえで、「暮らしのサポート」「家づくり」「街づくり」の3つをテーマとした8つの新商品・サービスを展開。百貨店を超える“百八貨店”としてくらしに役立つ存在を目指し、東京有明限定のサービスも提供する。
「暮らしのサポート」では、無印良品スタッフが個人宅に訪問して持ち物の整理や不要品の引き取りを行なう「お片付けサポート」や、インテリアの相談、観葉植物の販売・月額定額サービス、食料品などの量り売りを実施。
観葉植物については、100から200cmの植物と鉢を3カ月/6カ月/1年単位で月額の定額サービスとして提供する。暮らしに応じた植物を紹介するほか、品種特性に応じた育成のコツなども提供する。
食品の量り売りも実施。穀物や乾物を中心に、コーヒーやナッツ、ドライフルーツなど50種類以上の食品を20g以上から1g単位で1個ずつ、1人分ずつの最小単位で販売する。
洗剤についても量り売りを行なう。無印良品の洗剤4種(衣類用洗濯洗剤・バス用洗剤・トイレ用洗剤・食器用洗剤)とアルカリ電解水クリーナーを100ml単位で販売する。容器は、持参した空のペットボトルや無印良品の使い切った洗剤ボトルを利用できる。
また、パッケージについても簡略化しており、最小限の印刷物やタグなどで商品を陳列。プラスチック製が一般的な靴下やストールの陳列用フックなどを紙製に変え、プラスチック使用量を削減している。
「家づくり」では、新型コロナウイルス感染症により変化する生活様式に対応する部分リフォームや全面リノベーションを提案。
部分リフォームでは、壁を立てる、仕上げるなどの簡単な工事から、キッチン・リビング・ダイニング・寝室・書斎など、部屋ごとに用意した空間パッケージを基に、一部屋単位のリフォームを行なう。素材感を生かした建材や収納家具を使いながら、それぞれの暮らしに合った空間に変えていく。店頭では各居住空間を再現したモデルルームも用意する。
DIY初心者に向けた「DIYサポート」も提供、セミナーやワークショップなどのイベントを通じてDIYの基礎知識や壁の塗装などを体験できる。また、売場には自在に内装を編集できる暮らしのパーツ「INFILL+」コーナーや家づくり関連の書籍も用意している。
その他、無印良品の戸建「陽の家」原寸大モデルハウス展示も行なう。
「街づくり」としては、地元と連携したマルシェ販売やイベントを開催。江東区との取り組みにより、廃棄物の削減や資源循環型の社会を目指す取り組みも実施。第一弾として、従来は無印良品の商品に限定していた古着回収の対象を広げ、購入店舗にかかわらず不要な服を引き取り、リユース・リサイクルを進める。
また、新型コロナウイルス対策として、セルフレジの導入台数を増やしたほか、画像認識で自動精算するベーカリー用レジ、商品受取ロッカーなどを導入している。
所在地は、東京都江東区有明2-1-7 有明ガーデン モール&スパ1-3F。売場面積は4,628.75m2。営業時間は10時から20時。