ニュース
富士急、バスも施設も顔認証で利用できる「スーパーリゾートシティ」
2020年10月28日 13:47
富士急行は11月7日より、顔認証周遊パス実証実験を、富士急ハイランドと富士山パノラマロープウェイ、および両施設を結ぶ周遊バスにて実施。将来的には、ホテルのチェックインやタクシー等も顔認証で利用可能な「富士山のスーパーリゾートシティ化」を目指す。
顔認証周遊パス実証実験は、パナソニックの技術協力のもと、「第22回富士河口湖紅葉まつり」の開催に合わせて実施。顔認証や自動運転、MaaSといった様々なデジタル技術を取り入れた、未来の観光の楽しみ方を提供する富士山のスーパーリゾートシティ化を目指した施策の一環として行なう。
スーパーリゾートシティ化の第一歩として富士急ハイランドにおいて、入園無料化および顔認証システム導入を2018年に実施。現在はオンライン顔登録フリーパスを販売しているほか、入園口で顔写真を登録することで、アトラクションを顔認証で利用できる。
富士急行では、日本一の富士山を世界に名だたる高原リゾートへと進化させることを目指しており、今後も最新のディープラーニング顔認証技術を活用した顔認証システムを、エリア内の様々な場所に導入していくことを計画。
将来的には顔認証で、ホテルへのチェックイン、自動運転タクシーへの乗車、ラストワンマイルで予約しておいた電動キックボードや自転車の利用、観光施設への入場などが可能となることを構想している。