大丸有エリアで電動キックボードの公道走行実証実験

Luupと、大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会(大丸有協議会)のスマートシティ推進委員会は、大丸有のスマートシティプロジェクトの一環として、電動キックボード公道走行による実証実験を、10月27日から2021年3月中旬まで千代田区の一部エリアを中心に開始する。

経済産業省の「新事業特例制度」により、車道と、車道脇にある普通自転車専用通行帯の走行が試験的に認められるもの。電動キックボードが公道を走行する政府認可の実証は日本初の試み。

Luup、大丸有協議会、TMIP、三菱地所の4者協力の下、大丸有エリア内に専用モビリティポートを複数設置し、実証参加者に電動キックボードを使用してもらう。これにより、迅速・快適なラストワンマイル移動のサポートを実現しながら、公道走行についての安全性や社会受容性を検証するほか、移動利便性とエリア内外の回遊性向上の検証も行なう。

走行条件は、ヘルメット着用、免許携帯、ナンバープレート装着など、現行法での原動機付自転車と同等。実験はレンタル方式で行なわれるが、新型コロナウイルス感染拡大を避けるため、実験参加者のみにレンタルされる。

実施エリアは東京都千代田区、大丸有エリア、神田・御茶ノ水・神保町エリア。設置ポートは下記の通り。今後もポート設置箇所は追加される予定。

• 大手町エリア：アーバンネット大手町ビル/大手町プレイス/大手門タワー・ENEOS ビル
• 丸の内エリア：丸の内仲通りビル/丸の内ビル
• 有楽町エリア：新国際ビル/東京交通会館

各社の役割はLuupが電動キックボード運行・実施、大丸有協議会がスマートシティ実行計画の推進及び、会員によるポート提供調整、TMIPが「アーバンラボ」及び「アドボカシー」として実証実験ノウハウの共有や連携の調整、三菱地所がポートに関する施設提供。

なお、本実験は、千代田区・東京都・大丸有協議会で構成される大丸有スマートシティ推進コンソーシアムが国土交通省「スマートシティモデルプロジェクト」に応募し、先行モデルプロジェクトとして令和2年度の支援対象に選定されて実施するもの。