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コーヒーかすを原料に使用した「カトマンドゥ ジャケット」。三陽商会
2020年10月14日 08:00
三陽商会が展開するファッションブランド「ECOALF(エコアルフ)」は、コーヒー豆のかすを生地の原料として再利用してつくった「KATMANDU(カトマンドゥ) マルチジャケット」を発売した。メンズとウィメンズをラインアップ。価格は39,600円(税込)。
ECOALFは、三陽商会が今春より日本での展開をスタートさせたヨーロッパ発のサステナブルファッションブランド。カトマンドゥ マルチジャケットは、嗜好品から生まれる廃棄されるはずのものを原材料に加えることで、「環境保全」と「サステナブルファッションを伝えること」を目的に開発された。
インナーとして着用可能な中わたジャケット付きで、1着で3通りの着かたが可能。はっ水性と耐水性を備え、また家庭での洗濯が可能な点も特徴としている。
今回のプロダクトの原料となっているコーヒー豆のかすは、消臭剤として使用されることもある、脱臭効果や速乾性が期待できる素材で、ECOALFではその効果に着目。コーヒー豆のかすを圧搾・圧縮してペレット状にし、リサイクルポリエステルと混合して作られている。1mの生地に約20杯分のコーヒーかすが含まれているという。
本体の素材はポリエステル100%(コーヒーかすポリエステル・リサイクルポリエステル等)。インナーはリサイクルポリエステル使用で、表側・裏側・中綿いずれもポリエステル100%。背裏には「天然資源は無限ではない」というブラントからのメッセージが英語で記されている。
カラーバリエーションは、メンズがグレー、カーキ、ブラック、ウィメンズがホワイト、レッド、ブラック。サイズは、メンズがS、M、L、XL、ウィメンズがXS、S、M。
販売は、ECOALF公式サイト、三陽商会オンラインストア「サンヨー・アイストア」、ECOALF店舗。