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Amazon、偽造品撲滅プログラム。商品への固有コード付与で真偽判定
2020年10月1日 14:35
Amazonは、偽造品の撲滅を目的とした「Transparencyプログラム」を、10月1日より日本で開始。ブランドオーナーによる個別の自社商品の特定や、購入者による届いた商品が真正品であることの確認が可能となる。
Transparencyプログラムは、製造されるすべての商品に1つ1つ固有のコードを付与するシリアル化サービス。Amazonは、商品やパッケージごとに付与されたコードを活用し、Transparencyプログラムに登録されたすべての商品の真偽確認を行ない、偽造品の販売阻止を目指す。
また購入者は、モバイルアプリでコードをスキャンすることで、その商品が真正品であることを確認できる。
Transparencyプログラムは2018年に開始され、日本での開始により世界10カ国で利用可能となった。利用できる国は、日本、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、インド、イタリア、スペイン、英国、米国。
プログラムに登録しているブランドオーナーは世界で1万以上。これまで登録されているブランド全体で、偽造品の疑いのある商品の発送を50万点以上阻止したという。
Amazonではブランドや利用者を保護するため、偽造品の調査を行ない犯罪者に対して法的責任を追及する「偽造品犯罪対策チーム」設立や、Amazonで更新される商品情報を継続的に自動スキャンして偽造品の疑いがある商品を事前に検知する「Project Zero」といった取り組みを実施。Transparencyプログラムも、Amazonがブランドと連携して導入したイノベーションの1つとしている。