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“音楽好きのため”の小型スマートスピーカー「Google Nest Audio」
2020年10月1日 06:00
Googleは、“音楽好きのためのスマートスピーカー”という「Google Nest Audio」を10月15日より発売する。価格は11,550円(税込)。カラーはChalkとCharcoalの2色展開。
Google Nest Audioは、Google Homeより75%音量が大きく、低音は50%強化。19mmツイーターと、低音を再現する75mmミッドウーファーにより、家の中で音楽を楽しめる。低、中、高音域のバランスをとり、「クラシックからR&B、ポップスなどジャンルを問わず優れた音質を再現する」としている。
スリムなデザインながら出力を最大化するため、Google Nest Audio専用のドライバーを設計。ツイーターも独自開発で、グリルなどの素材を最適化したことで、歪みのない音楽体験を楽しめるとする。
特徴は「Media EQ」機能。音楽、ポッドキャスト、オーディオブック、Google アシスタントからの応答の再生など、聴いているものに応じて自動的にイコライザーを調整する。また、Ambient IQにより、室内の環境音に基づいてGoogle アシスタントやニュース、ポッドキャスト、オーディオブックの音量を調整するため、「食洗機が動いていても天気予報を聴き取れる」という。
2台のGoogle Nest Audioを使ったステレオ再生にも対応。Google HomeやGoogle Nest HubなどのGoogle製スマートスピーカーと連動して動作し、デバイスをグループ化して、すべてのデバイスから同じ曲を再生できる。
また、Stream Transfer機能を使用すると、Google Homeアプリから音楽を別のデバイスに移動できる。家に着いたら、スマートフォンで再生していた音楽やポッドキャストを自宅のスピーカーに転送・再生可能。
Google アシスタントを使ったタスク管理や家電のコントロールにも対応。YouTube MusicやSpotify Premiumの契約者は「OK Google, [アーティスト名] の曲をかけて」のように話しかけて、好きなアーティストの音楽を再生できる。
ハウジング、ベースなどの筐体は、70%使用済み再生プラスチックを採用。無線LANはIEEE 802.11b/g/n/acに対応する。外形寸法は124×78×175mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.2kg。バッテリは内蔵せず、電源アダプターの接続が必要。
Chromecast with Google TVも登場
また、テレビにHDMIで接続して使う新しいChromecast「Chromecast with Google TV」も発表した。米国などでは10月15日から発売し、価格は49ドル。日本でも提供予定だが、発売日や価格は未定。
従来のChromecastは、スマートフォンアプリやPCで選んだコンテンツをテレビに出力するデバイスだったが、Chromecast with Google TVは専用のインターフェイスとリモコンを使ってテレビ画面でコンテンツのブラウズや検索が行なえるよう一新。この新しいUIをGoogle TVと命名している。
Google TVでは、YouTubeやNetflixなどSpotifyなど、複数のサービスのコンテンツを一括してブラウズや検索が可能。また、Googleアシスタントボタンを押して、「今日の天気は?」などの質問や家電の操作、コンテンツの検索が行なえる。
リモコンにはYouTubeとNetflixの専用ボタンも操作。テレビの電源や音量、入力切替にも対応する。4K/60pのHDR映像に対応し、HDR方式のDolby Visionもサポート。DolbyのオーディオコンテンツのHDMIパススルーにも対応する。