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JR川口駅東口に防災広場と住宅・商業施設などの複合開発

三井不動産レジデンシャルが埼玉県川口市で推進中の「川口本町4丁目9番地区第一種市街地再開発事業」について、都市計画が決定した。2022年着工、2025年竣工予定。

対象となるのは、JR川口駅東口から南に約400mに位置する約0.7haの区域。区域内には鋳物工場跡地を駐車場として利用している低未利用地や、老朽化した木造密集住宅などが混在し、防災性や住環境の向上など、駅からの至近立地を活かす賑わい創出が求められていた。

再開発により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を実施。防災上重要な都市計画道路である「善光寺荒川線」の拡幅整備や、建築物の不燃化、誰でも利用できるオープンスペースなど、防災設備を設置することで、地域の防災性を向上。住宅の他、商業・業務施設のミクストユース型再開発を行ない、生活の利便性も高める。

敷地内は、広場、高層棟、高層棟低層部分、低層棟と、都市計画道路(善光寺荒川線)で構成。

広場の敷地は、約700m2で、かまどベンチやマンホールトイレなどの防災設備を設置。浸水などの災害時には、建築物の2階に設置した屋上庭園を開放し、地域の人の避難スペースとする。

都市計画道路及び歩道上空地の整備により、歩行者空間を創出するほか、敷地の東西方向に貫通する敷地内道路も整備し、地域住民の利便性を高める。また、善光寺荒川線沿いには、商業・業務施設を整備して賑わいを創出する。

建物には、外壁や屋上の遮熱性能、開口部の遮熱性能を高め、省エネルギー性能の高い設備を採用。環境に配慮したまちづくりを推進する。

所在地は埼玉県川口市本町4丁目9番地の一部。建築面積は、約2,000m2。延床面積は、約24,500m2。住宅戸数は約220戸。