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スタバ、紙カップとストロー不要のリッドを本格導入

スターバックス コーヒー ジャパンは、現在プラスチックカップで提供しているアイスビバレッジの一部を、ホット・アイス兼用の新たなペーパーカップとストロー不要のリッド(ふた)に切り替える。11月に国内103店舗から段階的に提供開始し、2021年2月には1,500店舗の全スターバックス店舗に拡大する。

この取り組みにより、1杯あたり約6割のプラスチック使用量が削減でき、年間を通じて約6,100万杯分のプラスチックカップ削減効果を生む見込み(Tallサイズ換算)。

11月時点で対象となるのは、アイスコーヒーやアイスティーなどの主要なアイスビバレッジと全てのホットビバレッジで、ホット・アイス双方に使用できるペーパーカップとストローレスリッドで提供する。

'21年2月の全国展開にあわせ、スターバックス ラテなどアイスのエスプレッソビバレッジ/アイスココア/アイスミルクでも、ペーパーカップとストローレスリッドを導入する。

カップは、冷たい液体を注いでも結露の影響を受けにくく、耐久性を持たせるよう、カップの内側、外側ともにラミネート加工を施している。また、カップには、適正に管理された森林やその他の管理された供給源からの原材料で生産されたFSC認証紙を使用している。

新たな形状の「ストローレスリッド」も導入。ホット・アイス双方に使用でき、ストロー自体の使用量削減を目指す。コーヒーのアロマも楽しめるよう、ホットビバレッジに使用していた従来のリッドよりも、飲み口を大きく設計。また、フリップアップの形状を採用し、TOGO(持ち帰り)時に使用していたプラスチック製のマドラーや、飲み口をふさぐシールなどの使い捨て資材の削減にもつながるという。

これらは、1月に発表した「リソースポジティブカンパニー」を目指すアクションの一環。今回の施策と、1月から開始した紙ストローへの切り替え、マイタンブラー利用促進などで、使い捨てプラスチック削減を更に加速していく。