紀ノ国屋、無人決済スーパー「KINOKUNIYA Sutto」。JR東系のシステム導入

店舗外観

スーパーマーケット等を運営する紀ノ国屋は10月16日、JR山手線の目白駅改札外に無人決済小型スーパーマーケット「KINOKUNIYA Sutto 目白駅店」をオープンする。JR東日本スタートアップとサインポストによる合弁会社TOUCH TO GO(TTG)が発表した。

KINOKUNIYA Suttoでは、TTGが開発した無人決済システムを導入。TTGは3月に、高輪ゲートウェイ駅構内にて無人AI決済店舗「TOUCH TO GO」をオープンしており、KINOKUNIYA Sutto 目白駅店は無人決済システムの外部導入第1号店となる。

店舗内観

KINOKUNIYA Suttoのコンセプトは、「スッと寄るだけで楽しい紀ノ国屋」。他にはない紀ノ国屋のこだわりをスッと気軽に購入ができる、無人決済システムを導入した新しいブランドとしている。

TTG無人決済システムは、カメラなどの情報から入店客と手に取った商品をリアルタイムに認識。決済エリアに客が立つと、タッチパネルに商品と購入金額を表示する。客は、タッチパネルの表示内容を確認して支払いをすることで、買物が完了する。KINOKUNIYA Sutto 目白駅店の決済方法は、交通系IC、クレジットカードに対応。

利用方法

忙しい朝や時間のない移動の合間でも、商品を手に取った瞬間に判別し、商品スキャンをすることなく短い時間で会計を済ませられることが特徴。またTTGは無人決済システム導入を通じた省人化による店舗オペレーションコストの低減を目指す。

TTGは無人決済システムを、月額サブスクリプションで提供。既存設備に変更なしで導入可能で、利用客対応は遠隔コールセンターで一括対応している点などを、サービス特性として挙げている。