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料理宅配「フードパンダ」日本進出。日用品も25分で配達
2020年9月17日 16:27
フードデリバリーネットワークの「foodpanda(フードパンダ)」が日本に上陸。9月17日から神戸、横浜、名古屋で、10月1日から札幌、福岡、広島でサービスを開始する。アプリで料理や食料品を注文できるデリバリーサービスを展開する。
foodpandaは、ドイツ デリバリーヒーローの100%子会社で、アジア太平洋地域の12市場でデリバリーサービスを展開している。シンガポール、香港、タイ、マレーシア、パキスタン、台湾、フィリピン、バングラデシュ、パキスタン、ラオス、カンボジアに続き、日本が12番目の市場となる。
飲食店などと協力し、アプリで注文した食事を届けるフードデリバリー事業のほか、日本の小売業者と提携して食品以外の日用品を提供するクイックコマース(qコマース)事業の二本柱で日本事業を開始。qコマースは、消費者が必要なものをオンデマンドで購入し、25分以内に配達される次世代eコマースとして訴求していく。
アプリは、3ステップで注文が完了。また、foodpandaアプリでは消費者が注文した商品を直接店舗で受け取ることができるテイクアウト機能も提供予定としている。
日本ではすでにUber Eatsや出前館などのデリバリーサービスもある。foodpanda Japanのエリック・ウェイCEOによれば、「中小飲食店に力を入れていること」「qコマースによる食事以外のデリバリー」などが他社との違いとする。また、AIにより、地域の飲食店に対して必要な人数を常に最適なバランスを取り配達員のシフトを組むなど、オペレーションの最適化も強みという。
なお、東京や大阪でサービス開始しない理由については、「日本では約60万のデリバリー店舗があり、日本の店舗数の5%を占めている。ただし、その大半は東京都・大阪にあり、その他の都市ではまだデリバリーが普及していない。まだ普及していない場所に優先順位を上げて、それらの都市で先駆けて使っていただけるようにしたい」(エリック・ウェイCEO)と説明。2020年末に「2桁台」を目標に拡大を目指す。