ゆうちょ銀行、不正出金被害は109件、1811万円

ゆうちょ銀行は16日、提携している資金移動業者の即時振替サービスを通じ、同行の口座から不正に預金が引き出された問題について公表した。16日時点の被害件数は109件で、被害額は1,811万円。

「ドコモ口座」を使った不正出金が確認されたことを受け、ゆうちょ銀行では9日から新規の口座登録やチャージを停止していたが、ドコモ以外でも提携決済事業者を介した不正な出金が確認された。被害が確認されているのは、ドコモ口座(82件/1,546万円)、Kyash(3件/23万円)、PayPay(17件/141.5万円)、LINE Pay(2件/49.8万円)、メルペイ(3件/49.8万円)、PayPal。

ゆうちょ銀行は、即時振替サービスで連携している10サービス(ドコモ口座、Kyash、PayPay、LINE Pay、PayPal、ウエルネット、楽天Edy、ビリングシステム、メルペイ、ゆめカード)の口座登録やチャージ(入金)を一時停止。順次2要素認証を導入し、様子を見ながら再開を目指す。

なお、FamipayとPringについては2要素認証を導入済みで、被害は発生しておらず、チャージも継続する。