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接触確認アプリ「COCOA」更新。接触の検出精度を適正化

厚生労働省は8日、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」のiOS版の最新バージョン1.1.3を提供開始した。概ね1m以内の距離で15分以上の近接した状態を検出する精度の適正化を図るため、内部処理を改良した。Android用の修正版も近日中に配布予定。

COCOAは、スマートフォンのBluetooth機能を使い、概ね1m以内の距離で15分以上の近接した状態にあった場合、接触として検知する仕組み。ただし、機種の性能や周辺環境等により、計測する距離や時間に差が生じるため、検出精度の向上には継続的な設定の見直しが必要という。

6月19日からこれまでの運用で、端末の利用環境等により、「想定よりも広範な接触が検知されている」、「本来検知すべき接触が検知されていない」疑いのある事例もあったという。そのため、改めて接触の検知の仕組みについて見直した。修正版(1.1.3)では、接触の検出精度の適正化を図るため、内部処理の改良が行なわれた。

今後も、アプリの機能・デザインの改善を行なっていく。